相談者一人ひとりの笑顔の為に / 鈴木 謙太郎 弁護士


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同じ支店の齋藤健博先生のご紹介で虎ノ門法律経済事務所池袋支店支店長鈴木謙太郎弁護士にインタビューする機会を得た。鈴木謙太郎弁護士が、依頼者の問題解決に大切していることは何か。また独特の経営システムで、組織拡大をする虎ノ門法律経済事務所で、依頼者の為にワンストップでの問題解決サービスを提供する池袋支店の戦略についてお話を伺った。

学生時代起業家を目指したものの、一転して弁護士を目指すように。

– 学生時代は、起業家を目指されていたとお聞きしました。

大学は慶應義塾大学の商学部なのですが、父親が国際協力の仕事をしていまして、その関係で3歳までフィリピンで育ったということもあり、アジアの人と日本の人と結びつけることがしたいと最初考えていて、仲間と一緒に事業プランを練って事業計画なんかを作成し、具体的に、ベンチャー企業の経営者の方や、ベンチャーキャピタルなどにプレゼンなどをしていました。

– どのような事業を考えていらしたのですか?

東南アジアとの貿易事業、そして当時から介護の成り手の問題がありましたので、介護人材としてフィリピン人の人材派遣事業等々です。

– 起業家を目指してらっしゃったのにどのようにして弁護士になろうとおもったのでしょうか?

プレゼンなどをしていく中で出資して下さるというお話もあったのですが、少し心のもやもやとした感じがあり、ふとした時に、本当にこのことを一生かけてやりたいのだろうかと考えるようになりました。それで、本当に自分がしたいことは、一人ひとりが抱える悩みや問題などを直接解決することではないか、それができる仕事は何だろうと考えて、弁護士ならそれが実現できるのではないかと考えたんです。弁護士なら仕事を通じて悩みを解決し、一人でも多くの人の笑顔を取り戻すお手伝いをすることができるのではないかと思い弁護士になろうと決めました。

– それで法科大学院に進学し、弁護士になられるのですね?最初の事務所は半年ほどでお辞めになられたと伺いました。

2013年12月に弁護士登録をして、東京新宿の岡林法律事務所というところに入所しましたが、ちょっと自身が目指す方向とは違うかなということで2014年の8月くらいに辞めさせて頂きました。

– それはまたどうしてですか?

事務所の所長が同じ開成高校の先輩ということで、お世話になったのですが、そちらの事務所はデリバティブ訴訟に特化した事務所だったのですが、ちょっと自分が弁護士としてやりたいこととは違うなと思い始めまして、8月で辞めさせて頂いたという経緯です。

– デリバティブ訴訟というのはどういうことをされるのでしょうか?

当時銀行が外貨預金の販売を積極的に行っていまして、企業から見たらメインバンクが提案に来るわけですよ。例えば円安になったら元本が増えるけれども、逆に円高になったら元本が減るというような商品ですね。それでメインバンクの提案もあり、そのデリバティブを購入したものの、為替が想定とは反対方向に行ったために、大きな損失を出して、どうしようもなくなっているという企業が沢山ありました。その事務所はそれらの企業からの相談を受け付けて、銀行など、デリバティブを販売した金融機関を対し提訴するというようなことをやっていたんですね。
多くの企業が損失を抱え困っていましたので、それはそれで非常にやりがいのある仕事だったのですが、そればっかりというのは、ちょっと違うぞと思うようになり転職をいたしました。

弁護士2年目で、池袋支店を開設。忙しく資金繰りで心配したこともあったが、振り返ればとても充実していた

村上 友紀 弁護士

– それで、こちらの虎ノ門経済法律事務所の池袋支店へ?

いえ、池袋支店ではなく当初は本店に勤めました。具体的には、2014年の9月から虎ノ門経済法律事務所の本店に勤め、2015年の2月に池袋支店を自身で開設致しました。そもそも、池袋支店を開設するということで、こちらに入所させて頂いておりましたので、開設までの5ヶ月位は本店で修行期間みたいなのを設定して頂いて、弁護士業務の傍ら、開店の準備などをやっておりました。

– ということは、弁護士2年目で新規事務所を開設されたということですね?不安は無かったのでしょうか?

周りの人たちには『大丈夫なの?』という人も居ましたが、学生の時に起業家を目指したように、元々自分で何かを1から作り上げていくということをしたい人間だったので、非常にエキサイティングな感じもしましたし、結局弁護士というのは1年目も10年目も、依頼者からすれば、経験年数ではなく、ベストを尽くしてくれるかということが重要だと考えていまして、そういうベストを尽くして若い分時間を掛けて、色々調べたりすれば、ベテランの先生と対等に対処できるというような思いはありましたので、不安というものはほぼありませんでした。

– 経験年数はあまり関係ないと?

正直な話、関係ないと思います。結局、経験だけでやっているベテランの人よりは、若手でいろいろ調べたり、キチンと依頼者の意向を聞いたりする人の方が、良い書面書いたりするかなという考えはあります。

– 事務所の立ち上げというのは、どの程度やるのですか?

ほぼ、独立して事務所を立ち上げるのと変わらないと思います。物件の選定、賃貸借契約から、細かいところで言うと、内容証明の登録を郵便局への登録、PCや備品の購入、事務所登録や年金の申請など種々雑多な雑務全てですね。

– その間弁護士業務もされるのですよね?

はい。もちろんです。そもそも本店からは最初支店の開設資金として200万円しか支給されませんので、本店の指示としては、後は案件受任して自分で回転させて行け!というスタイルなんですよ。だから支店開設がどこも最初は大変で、池袋支店は追加の融資を受けること無く回すことができましたけど、200万円なんて直ぐに無くなりますからね。事務所の家賃や自身の給与や固定費が意外と多くかかりますし、広告宣伝費もまとめてやろうすると結構お金が掛かりますので、当初の開設資金では足りなくなって追加融資を受けたりする支店もあったように聞いています。