ロマンを持って挑戦する人々のリスクを減らしたい。 / 河野 冬樹 弁護士


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企業法務や不動産など、堅めの法律業務に取り組みながらも、さまざまな出版系・書籍系イベントに積極的に顔を出している河野冬樹弁護士赤坂シティ法律事務所)にお話を伺った。
笑顔が絶えない気さくな人柄の中にも、情熱や鋭さの一端を感じさせるインタビューとなった。

客として出入りしていた書店の顧問に就任

– 弁護士になって、今は2年目、3年目ですか?

3年目になったばかりです。忘れもしない2014年12月19日に弁護士登録をしまして。

– なぜ忘れられないんでしょう。

誕生日なんです。12月19日は。

河野 冬樹 弁護士

– 年齢とともにキャリアが刻まれていくわけですね。弁護士になりたての頃の思い出などはありますか。

じつは今、天狼院書店の顧問をやっていまして。

– 本当ですか! あの三浦崇典店主は、常に攻めの姿勢を崩さず、出版の業界で注目せざるをえない存在といいますか。

天狼院書店で「法学ゼミ」が開かれることがありまして、そこで登壇させていただいて、一般の人々向けに、ぜひ知っておいてもらいたい法律知識について話しています。

– 天狼院書店との縁ができたきっかけは何ですか。

司法修習生のころに、天狼院書店にたびたび通っていたからです。

– 客として。

そうです。面白い書店が新しくできているらしい、という話は当時から聞いていまして、天狼院書店さんは池袋にあって、司法研修所は埼玉の和光市にあるので、よく足を運んでいたんですよ。

– なるほど、電車で1本ですよね。

それで三浦店主と知り合ったんです。最初は普通の客として出入りしていたのですが、弁護士登録をしたばかりのころに会話を交わすようになって、「弁護士になったばかりなんですよ」という話をしたら「なんか面白いね!」というリアクションが返ってきてですね。

– 「弁護士って面白いね」というリアクションなんですか。

基本的に「面白いね」を軸に話をする人ですので(笑)

– 三浦さんは、かなり果敢に、いろんなチャレンジをしている方ですよね。

もちろん、企業として運営しているわけですから、法律的なトラブルなどもあったのだろうと思います。三浦さん自身も行政書士の資格を持っているそうですし。

読書は、人との出会いを広げるきっかけ

河野 冬樹 弁護士

– なぜ、読書がそんなに好きになったのか、原体験のようなものはありますか。

なぜ、好きになったんでしょうね……。

– もともと、本に囲まれた家庭環境だったんでしょうか。

答えに困るんですよね。大学時代にもインタビューで同じ質問をされまして(笑)

– 答えが難しいですよね。

そのときには、『ごはんを食べている人に、“なぜ、ごはんを食べるのか”と聞くようなものだ』と、開き直って答えたこともあります(笑)

– 食欲と同じレベルなのだと(笑) 大学では、何が一番楽しかったですか。

文芸部に入っていまして、大学読書人大賞の立ち上げに関わったのが一番思い出に残っています。様々な大学文芸サークルが話し合って、今の大学生に最も読んでもらいたい本を選定するという賞なのですが、自分が2代目の委員長を務めてました。

– 立ち上げに関わって、運営を引き継いだかたちですね。

もともと、新しいことをみんなで一緒に立ち上げるチーム活動が好きなほうです。変な話、小説はひとりで読んだり書いたりできるんですが、どちらかというと、本を通じて他人と関わるほうが好きです。

– 本を通じて、友人関係が広がっていくことがあったわけですね。

そうです。中学と高校も文芸部で、大学2年まで野球も続けていましたので、それで人脈も広がっていったと思います。