「交渉弁護士」が勝つために大切にする、3つの要素とは / 隈本 源太郎 弁護士


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ラテン系の国々が、肌に合う

– 新人弁護士の時代は、どちらの事務所にいらっしゃったのですか。

1年目は、大手町の、法律事務所に勤め、大企業の企業法務などの案件を扱っていました。

– 独立しようという意識はあったんですか?

はい。ありました。

– そこから別の事務所に移られたのですね。

前の事務所は、ここの近所で虎ノ門にありまして、今と近い一般民事事件と中小企業の顧問業務を中心に扱っていました。

– 離婚問題についても、取り組んでいらっしゃるのですね。

非常に多くの離婚関連の案件に関与させていただいています。
自分自身が離婚を経験していることもあり、一般的な法律的アドバイスだけでなく、自身や知人らの実体験に基づいた実践的なアドバイスをするよう心掛けています。

– 講演活動も行ったり、予備校で教えたりしていらっしゃるわけですね。

予備校は、司法試験受験生時代にアルバイトをしていたところなので、そこから誘われたかたちです。

それと旅行は好きですね。

– どちらへ行かれますか。国内なのか、海外なのか。

国内も海外も両方行きます。海外ですと、最近行ったのは、ブラジルとかキューバとか。

– ブラジルは、どちらへ行かれましたか。

リオネジャネイロとイグアスに行ってきました。

– キューバは、いかがでしたか。

まだ米国流資本主義が流入しておらず、それこそ、マクドナルドも一店舗もなければコカ・コーラも一本も売っていないという、ユニークな経済構造であるところが大変興味深かったです。
また、教育も医療もすべて無償というカストロ議長の政策もあってか、経済的には豊かではないものの、国民の幸福度は高い国だなと感じました。

– 忘れられない場所とか、もう一度行ってみたいスポットなどはありますか。それとも、新しい場所へ行ってみたいですか。

どっちかというと、同じところに何度も行くというより、行ったことのない新しい場所へ行きたいですね。

– ラテンの国がお好きなんでしょうか。

はい。好きです。相性が合うと思います。

弁護士にとって大切なこと

– 弁護士という仕事を進めていく上で、一番大切なものは何だと思われますか。

相手の気持ちを理解するよう努力すること。あとは、根性だと思います。

– それはどういった理由でしょうか。

やはり、依頼者の皆さんは、弁護士を使い慣れていない方が多いので、できるだけリラックスして、依頼者の皆さんのご要望を丁寧に聞いた上で、良い解決方法を考えていきたいと思っております。
後は、業務内容にしても、深刻な揉め事に割って入るわけですから、肉体的にも、精神的にも、強くなきゃいけないと思っております。

– 他には、何か大切にしていらっしゃることはありますか。

そうですね……。最近特に思うのは、弁護士は品性が大切だなということですね。

揉めごとの相手方に対して、どれだけ配慮できるのかも、大事な要素だと思います。
相手への配慮が欠けているがゆえに交渉もうまくいかないといったこともままあると思います。

また、明らかに自分の良心や正義感に反する依頼を受けるのか断るのか、そのあたりも大事な要素だと思います。
当たり前ですが、弁護士は、やはり、社会正義というものを自分の頭でしっかりと考えないといけない仕事だと、あらためて思っています。

依頼者の言い分を鵜呑みにするのではなく、中立的な立場で客観的に物事を見なければならないと思います。