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IT開発関連紛争が起こる理由と対策

IT開発関連紛争とは

IT開発関連紛争とは主にコンピューターシステムの開発で生じたトラブルのことを表します。開発するシステムの内容を決める要件定義の段階で、発注者側の考えと受注者側の認識にずれが生じたまま開発が行われ、結果として全く使い物にならないシステムができてしまったときや、発注者側が何かしらの理由を付けて受注者側に代金を支払わない時に発生することが多いです。

IT開発関連紛争を防ぐ方法

IT開発関連紛争の予防策としては要件定義の段階で作るシステムを明確にすることが大切です。この段階で決めきれなかったことがある場合、後で決めればいいと楽観的に考えずにすぐに決めるようにするとトラブルを防ぐことに繋がります。また紛争が起きた場合に備えることも大切です。この場合、誰が何を言ったのかが大切になるため当時の議事録や連絡メール等は廃棄せずに保管しておいて下さい。

実際に起きたIT開発関連紛争

実際に起きたIT開発関連紛争の事例について紹介します。人材派遣業務システムの運営を行っている発注者が、システム開発会社との間で新しいシステムの開発委託契約を締結しました。ところがシステム開発会社側から追加費用を払わないと開発を続けないとして契約を一方的に解除されました。ここで双方の要件定義の認識にずれがあることがわかり、それが争点として裁判が行われた結果、システム開発会社側の訴えが退けられました。

個人情報保護の説明及び罰則など

個人情報保護法とは何か

個人情報保護法とは、基礎知識として平成15年5月に公布、平成17年4月に全面施行されたもので、急速な情報化の発展に伴い個人の権利や利益を守るために作られた法律です。平成27年9月には、グローバル化された事業活動の広がりやパーソナルデータを活用することが浸透したことによって「改正個人情報保護法」が公布されています。特定の個人と判断できる名前や生年月日などの情報を保護する法律です。

違反をした時の罰則の内容

管理不十分によって個人情報が漏洩した場合、個人情報保護法違反となり大臣からの勧告・命令に違反すると罰則として「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が課せられることになります。刑事罰であり、漏洩による被害の有無に関わらず損害賠償民事訴訟が発生し多額の賠償金を支払うこともあります。また信頼を失うというリスクもあり、事業者としての存続が危ぶまれる場合もあり信頼回復も簡単ではありません。

違反の防止策とは

適切な保護装置をとることは個人情報保護法違反の防止策になります。宛先の間違いや記録媒体の持ち出し及び不適切な管理、シュレッダーの不使用など初歩的なミスの他にも、パソコンの安易なパスワードや安全ではないwebサイトへの接続、セキュリティソフトの導入や更新ができていないなど情報漏洩は人為的なミスが多いものです。人への対策と共に徹底した安全管理が必要になります。